昼は探偵で夜は保育士とか、昼は平凡なサラリーマンで夜はヤクザの三代目総長とか、時には貧乏旗本で時には江戸幕府の八代将軍というような設定の物語があります。ここに、ジキルとハイドを含めても差し支えないでしょう。
こういった設定には、表の顔と裏の顔のギャップのかっこよさとか、二重生活への憧れというようなものが人々の潜在的な欲求として含まれているように思えます。このような憧憬の拾い方は、昼は汚い服を着て姉にいじめられるが、夜は美しく着飾り王子に見初められるというシンデレラにまで遡って良いかもしれません。逆に言えば、こういった設定の物語は、みな、シンデレラに帰納するのではないでしょうか。
では、この延長線上にある物語の魅力的な設定としては、他にどのようなものが考えられるでしょうか。
最初に思いつくのは、昼はタモリで夜はウエンツ瑛士という設定です。「いいとも」に出演している時の昼のタモリは、毎日、名の知れた文化人やタレントと話し、その友達を次の日に継いでゆくという顔しか見せません。しかし、夜は毛針でぬらりひょんを攻撃したり、小池徹平とユニットを組んだりします。そして、バカのひとつ覚えのようにねずみ男に騙されたりしますし、小池徹平とユニットを組んだりします。そして、猫娘に好意を抱かれているにもかかわらず、持ち前の鈍感さで、そのことには気がつかないまま、翌日は、アルタに出勤するのです。そして、夜は、小池徹平とユニットを組むのです。
他にも、昼はパイロットで夜はハイジャックという設定や、昼は北極で夜は南極という設定なども考えられます。シンプルなインパクトを追求するならば、昼は昭和天皇で夜はマッカーサーです。戦後処理は全て一人の人間の自作自演だったという物語です。
寿司を食べました。
この時期はどこかしらでお祭りがやっている。祭りといってもキリストの復活祭ですが。
街中で歩いている時などに、人を見てふと思うのは、ものすごく体温が高くなっている人がいるかもしれないということです。
普通、体温は目に見えないから、仮に誰かがものすごく体温を上昇させていても、それを確認する方法はありません。しかし、それを逆手にとって、60度くらいまで体温を上げている人がいるのではないかという不安を抱えています。疑えば疑うほど気になって夜も眠れなくなります。
60度くらいまで体温を上げた人が、「いくら俺が体温を上げようが誰にもバレまい」と高をくくっているかもしれないと思うと悔しくてしょうがなくなってきます。だから、僕は、明日にでも、渋谷のスクランブル交差点で、サーモグラフィーを使って人ゴミを監視することにしました。もし、サーモグラフィーを持って人ゴミを何時間も凝視している人を見かけたら、それは僕です。確かに、体温を上げることは犯罪でも何でもないから文句は言えませんが、「誰にもバレない」と思っているのが気に入らないんですね。
いま、これを読んでいる、誰にもバレないと思って体温を60度くらいまで上げてる貴様に告ぐ。
今夜は震えて眠れ。
『江ぐち』でチャーシューメンを食べました。
ワケタンス・マ・モワイス
 |
「この紙は燃えない」と書かれた紙があります。
これを燃やすことによって、「この紙は燃えない」という主張を覆すことができます。
「この紙は絶対に燃えない」と書かれた紙があります。
「絶対に」と書かれている紙でも燃えます。なぜなら、これは紙だからです。紙は燃えるでしょう。
では、「もしこの紙が燃えても燃えたことにはならない」という紙はどうでしょうか。
上の2枚の紙と同様に、これを燃やすことは簡単です。
しかし、この紙は「燃えても燃えたことにならない」と主張している。そのように主張された以上、この紙は燃えたことにならないのです。いや、確かに、紙は現実に燃えている。しかし、その事実を以ってしても、この紙は、「燃えたことにならない」と言い張るのです。これが千日手です。
何だかんだで3回目になりますが、西東京市の六都科学館に行ってきました。
ふらりと行くには最高の科学館だと思います。
ここには、動物の声を真似てみようという趣旨のブースがあり、あらかじめ用意された数種類の動物の声を、周波数の形レベルで真似るための機械があります。一生懸命、真似をするも完全に周波数を一致させるのは至難の業です。
というより、周りの人の視線が気になってしまう。こっちは全身全霊で「ぐるるる、がおー!」みたいなことを言ってるわけです。しかし、この機械の製作者の意図とは裏腹に、こっちが気合を入れれば入れるほど、周囲の視線は冷酷になってくる。
声ってのは、こういう周波数のグラフに落とすと、いかにも科学っぽくはなりますが、情報量は明らかに減るでしょう。犯罪捜査なんかもこういうやつを用いてるようですがどうにも腑に落ちません。実際の音声を、周波数の形にしたところで、逆に誰の声だか分からなくなる気がします。グラフだけ見て、それが、加藤茶のギャグなのかヒトラーの演説なのかを判定することは無理じゃないですか。グラフ化するより聞いたほうが早いだろ感が拭えない。せっかく耳があるんだから、視覚に委ねる必要はないでしょうと。音は、目ではなく、耳が所有している方がまだまだ自然な気がします。
とりあえず、マスオは何を言ってもおもしろい、というのがあります。
ですので、マスオのセリフを周波数にグラフ化してみました。クリックすると音が鳴ります。
これ↓は、上のマスオのセリフを僕が再現したものです。
自分では、かなりマスオっぽいつもりで声を出しているのですが、明らかに周波数の形状に差があります。また、実際の音声を聞き比べると、その差に愕然とします。となると、やはり、この周波数グラフには一定の信頼性を置かなければならないのかもしれません。
それにしても、「♪んー ふー んー」ってのは、気持ちは分かるけど適当すぎるのではないでしょうか。音階は、「♪ファー レー ドー」です。こんな昭和っぽいウキウキハミングをするやつは現実にはいない。昭和にさえいなかったはずです。
*****
三鷹でとんかつを食べました。
|