| ●ヒョッコリ君の『すみれ』論 |
すみれを初めて食べたのは小樽でのことでした。
仕事で立ち寄った小樽で寿司をたらふく食べ、胃袋許容量−120%で立ち寄ったのです。あの日を思い返すと、つくづくよく行ったなあ、と思います。
別にラーメンが好きだったってわけじゃなく、ただ単に、せっかく北海道まで来たんだから…という一心だけで入店したんですよ。当時のベストラーメンは、多分味源か、武蔵家、といったところか。ちなみに珍珍亭も食べてたけど、そこそこ好きって程度。
で、出てきましたよ。小樽のすみれラーメン。
湯気がないのにちょっと感動しましたね。
一口すすって、熱い!
と思ったけど、それ以外の感想って特にないんですよね。
本当に不思議なんですけど、満腹度も尋常じゃなかったから、半分義務で食べたっていう、そんな達成感しかなかったのかもしれませんね。
で、これは1つ、ラーメンというものに本気で付き合わなくては。と思ったのは、真記派結成直前のことですよ。
ポックリボーイの指南のおかげで、スープの種類とか麺の薀蓄とか、ルーツとかご当地とかすこしずつ知識を蓄えていって、あの伝説の2002年4月12日第1回ラーメン博物館ツアーがあったわけですね。
あそこで食べた『すみれ』の美味さは、そりゃもう、メガトン級でした。
もう、すでにラーメンという概念を超越する美味さ。
そもそも、暖簾をくぐる時点で、ぼくは今までの殻を破り、新しい次元を垣間見るのだと、武者震いですよ。
あの新鮮な感覚は、『武蔵』に初めて入ったときとか、『ちばき屋』に行列していた時とか、『生郎』で注文した時とか、その後も滅多にありませんでしたね。
口の中のやけどすら誇らしいという体験。
あのラー博ツアーで、ぼくのラーメン観が一気に変わりましたね。目の前の霧が晴れましたね。
メンマのダシのナルトがアレしましたね。
もうラーメンはしばらくいい。とか全然思わなかったです。
ぼくにとっては第2次ラーメンブームの始まり。セカンドインパクト。
ポックリボーイ曰く『ラーメン舌』ができた。
そのきっかけとなったラーメンこそスミレです。
一言で言えば、『ぼくを大人にしてくれたラーメン』。
例えていうなら、『マグダラのマリアラーメン』
撤退に際して言うことは、『いい夢見たぜ、あばよ』。
9月30日 す(=9)みれ(=30)の日は、
襟をただしてラー博に臨みたいと思います。
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